マルシェとは?初めての出店で知っておきたいメリット・デメリット
- OMEMIE編集部
- 1月11日
- 読了時間: 8分
更新日:3月31日

地域特産の野菜や手作りのお菓子のほか、ハンドメイドのアクセサリー、服飾雑貨などを販売する場の1つに「マルシェ」があります。ネットショップとは異なり、実際にお客さまとコミュニケーションを取りながら自作の商品を手に取ってもらえるマルシェは、生産者にとってメリットが多くある場です。
この記事では、初めてマルシェへ出店する方に向けて、マルシェへ出店するメリット・デメリットに加え、出店に際して確認すべきポイントをご紹介します。
┃目次
マルシェとは生産者が商品を販売するイベントのこと
マルシェとは、商品や農作物などの生産者が売り手となって、直接お客さまに商品を販売するイベントのことです。フランス語でマルシェは「市場」を意味しますが、日本のマルシェでは、期間限定のイベントとして開催される場合が多いでしょう。
マルシェで販売する商品に特別な決まりはありません。野菜・果物・お菓子などの飲食物のほか、アクセサリー・帽子・カバンなどのクラフト雑貨、文具など、多種多様です。ただしマルシェは、生産者がお客さまに直接商品を販売することが一般的なため、フリーマーケットや蚤の市で取り扱われる古着・古本などのユーズド品は該当しません。
マルシェに出店するメリット
マルシェへの出店には、多くのメリットがあります。特に商品の販売経路がネットショップに限定されている方や、認知度を高めたい人などは、マルシェへの出店がおすすめです。ここでは、マルシェに出店するメリットを具体的に見ていきましょう。
新規顧客を獲得できる
多くの人が足を運ぶマルシェは、新規顧客を獲得できる場です。マルシェを訪れるお客さまは、マルシェのコンセプトや雰囲気に好感を抱いた方や、目当てのお店がある方などです。類似の雰囲気のお店が集まるマルシェに参加することで、自店舗にも興味を持ってもらえる可能性が高まります。
商品との新しい出会いを積極的に楽しむお客さまも多いと考えられるため、魅力をアピールすることで新たなお客さまとの接点が作れるでしょう。
市場のニーズを把握できる
マルシェへ出店することで、リアルな市場のニーズを把握できます。
マルシェでは、お客さまとコミュニケーションを取りながら商品を販売するため、お客さまからの疑問点や要望などを直接聞くことが可能です。またどの商品を見て、足を止めるお客さまが多いのかといった点もチェックできます。
新たな商品を開発する上で、お客さまの声は非常に重要です。お客さまのリアクションを通して、商品の改善点や市場のニーズを把握しましょう。
中間業者を経由せず商品を届けられる
中間業者を経由せず直接お客さまに商品を販売するマルシェでは、生産者目線で商品の魅力や特徴を伝えられます。
たとえばアクセサリーをアクセサリーショップに卸す場合、商品の細かい魅力やこだわりを伝えてもらうのは困難でしょう。制作者ならではの方法でお客さまにアプローチができる点は、マルシェの大きなメリットです。
また中間業者を経由しないことで、マージンを抑えて商品を販売できる点もメリットといえます。
マルシェに出店するデメリット
マルシェへの出店には、多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。マルシェへの出店を検討する際に知っておきたいデメリットは、下記の通りです。
開催場所によっては売上が上がらない
マルシェの売上は、開催場所に大きく左右される傾向にあるため、場所によっては売上が上がらない点もデメリットです。
遠方からも多くの人が集まるような大々的なイベントは別ですが、小規模のマルシェでは、通りがかりのお客さまや近隣のお客さまが主なターゲットになるでしょう。人通りがそれほど多くない場所や、アクセスが悪い場所で開催されていると、集客を見込みにくくなります。人が集まらなければ、売上にも影響してしまいます。
天候によっては中止になることもある
マルシェへ出店するデメリットの1つは、天候によっては中止になることもあるといった点です。マルシェは屋外で催されることが多いため、悪天候では開催できません。仮に開催されたとしても、天気が悪ければ人出も少なくなり、売上も伸びないでしょう。
時間をかけて準備を進めていても、当日の天候によって開催されない可能性があることは、マルシェの大きなデメリットです。
マルシェに出店するときに確認するポイント

マルシェへの出店を検討しているときは、出店の申込みの前に下記のポイントを確認しておきましょう。事前に必要な情報を得ておくことで、後のトラブルを避けやすくなります。
出店条件
マルシェに出店を検討する際は、該当のマルシェの出店条件を確認しましょう。
マルシェには、コンセプトに応じた出店条件が設けられていることがあります。「市内在住・在勤の人」「無農薬・減農薬野菜を作っている人」など、出店条件はマルシェによって異なります。
出店条件を満たしていなければ、申込みができないため、事前に確認しなければなりません。
立地条件
マルシェが開催される場所の立地条件を確認することも大切です。
マルシェの開催場所は、売上に大きな影響を及ぼします。駅からの距離が近い会場や、大通り沿いの好立地にある会場のほか、お客さま用駐車場の用意がある会場など、できるだけ条件のいい場所で開催されるマルシェを選ぶのがおすすめです。
公園や商業施設など、日頃から人が多く集まる場所で開催されるマルシェなら、マルシェを目当てに訪れるお客さま以外の来場も期待できるでしょう。
搬入搬出のルール
マルシェによって、搬入や搬出のルールが異なります。準備や撤収の時間帯や、出店者用駐車場の有無、駐車場から会場までの距離などについて、事前に確認しましょう。
たとえ出店者用の駐車場があったとしても、実際のマルシェ会場から遠い場合、什器や販売物などを現地まで運ぶのに苦労する可能性があります。細かい位置関係についても見ておくことをおすすめします。
追加料金
マルシェへの出店では、追加料金についての確認も必要です。
マルシェの会場では、コンセントやテントなどの備品を借りられることも少なくありません。しかし備品のレンタルには、参加費とは別にレンタル料金がかかる場合も多くあります。レンタルできる備品の種類と申込み方法に加え、料金を事前に確認しておきましょう。
マルシェのデメリットを補えるのは「ポップアップストア」
多くの魅力があるマルシェですが、開催場所による売り上げの変動や、天候の問題といったデメリットもあります。こうしたデメリットを補いつつ、お客さまに直接商品を届けられる方法には、「ポップアップストア」の出店が挙げられます。
ポップアップストアとは、数日から数週間程度の短期間で出店する店舗形態のことです。商業施設や駅構内などに出店できるポップアップストアなら、天候に左右されることなく、多くのお客さまに直接商品を見てもらえます。
特に商業施設のポップアップストアは、買い物を目的にしたお客さまが行き来しているため、一定の集客を見込めます。販売する商品のターゲット層が多い商業施設を選ぶことで、売上や認知度の向上につながるでしょう。
また商業施設全体のお客さまの流入数などをもとに、売上や客数をシミュレーションしやすいため、在庫管理や人員配置の無駄を限りなく少なくできます。
ポップアップストアについては、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
マルシェやポップアップストアに出店して販路を広げよう

生産者が直接お客さまに商品を届けられるマルシェには、新規顧客の獲得や認知度の向上、顧客ニーズの把握といった多くのメリットがあります。実店舗で商品を販売したことがない方も、短期間だけのマルシェなら気軽に参加しやすいでしょう。
そのほかマルシェと同様に、多くのお客さまに直接商品を届けられる方法には、期間限定で出店するポップアップストアがあります。ポップアップストアなら天候に左右されることなく安定した集客を見込めるため、マルシェと併せて検討してください。
ポップアップストアの出店は、人々が多く集まるターミナル駅の近くに店舗を構える商業施設のマルイ・モディがおすすめです。店舗ごとのWEBサイト上や、グループ会社が発行するクレジットカード「エポスカード」の会員向けに、集客を積極的に行っています。
マルイ・モディへの出店を検討される際は、オンラインで出店サポートや相談を受けられる『マルイの出店サービスOMEMIE(おめみえ)』までご相談ください。
『マルイの出店サービスOMEMIE(おめみえ)』は、マルイ・モディ店舗への「出店の検討に関するお問い合わせ・出店サポート・契約手続き」までが、オンラインで完結できるマルイ独自のサービスです。
期間限定で出店できる、POPUP・イベントはもちろん、常設店の出店も受け付けています。ファッションをはじめ、食・インテリア・ライフスタイルサポートに関するサービス・アニメ・ホビーなど幅広いカテゴリーの出店を募集しているため、ぜひお気軽にお問い合わせください。