店舗の売上や客足が伸び悩んでいるときは、来店促進の方法を見直してみましょう。自店舗に合った来店促進を実施することで、集客目標や売上目標を達成しやすくなります。
この記事では、来店促進の具体的なアイディアや実施する際のポイントのほか、来店促進をするメリットなどを解説します。店舗運営にぜひお役立てください。
┃目次
┃来店促進とは集客を目的とした施策を実施すること
来店促進とは、店舗への集客を目的とした施策を実施することです。新規顧客の獲得、既存顧客のリピートを問わず、店舗の来店を促す施策全般が該当します。
来店促進では、お客さまが店舗を訪問する際のきっかけ作りをします。「あのお店に行きたい」「あのお店で売っている商品を買いたい」と思ってもらえるような働きかけをすることで、自発的な来店を促すのです。
┃来店促進のアイディア
集客につながる施策はすべて来店促進に該当するため、自店舗のターゲット層や、呼び込みたい層への訴求力が高い方法を検討することが大切です。ここでは、来店促進の具体的なアイディアをご紹介します。
■O2Oマーケティング
O2O(Online to Offline)マーケティングとは、オンラインから実店舗にお客さまを送るためのマーケティング手法のことです。
■O2Oマーケティングのイメージ
O2Oマーケティングは、下記のような方法が該当します。
O2Oマーケティングの例
自店舗のアプリからプッシュ通知機能で新メニューや新商品の案内を出す
自店舗のアプリ上で期間限定クーポンを発行する
自店舗のWEBサイトで新メニューやキャンペーンなどの案内をしたり割引券を配布したりする
SNSを運用して自店舗のファンを増やす
ブログなどを運営して親近感を抱いてもらったり情報提供をしたりする
O2Oマーケティングには、割引券の配布やキャンペーンの告知といった短期的に効果を見込みやすい方法と、SNSの運用やWEBサイトの運営といった長期的にお客さまとの関係性を構築するための方法があります。
O2Oマーケティングは、これまで自店舗と接点がなかったお客さまにも広くアプローチすることが可能です。そのため効果的に活用することで、新規の顧客獲得が期待できます。
来店キャンペーン
来店キャンペーンとは、店舗を訪問したお客さまに対して、プレゼントや特別クーポンの配布といったメリットを提供する施策のことです。
例えば「コスメカウンターを訪問したお客さまに対して、サンプルセットをプレゼント」「○円以上の購入でノベルティプレゼント」といった方法が考えられます。
来店キャンペーンは、特に新規のお客さまとの接点づくりに効果的です。サンプルやノベルティのほか、次回の商品購入に使える割引券を配布してリピートを促すといった施策も考えられます。
ポイントの付与
来店促進の方法として、ポイントの付与も挙げられます。紙のポイントカードはもちろん、アプリを使ったポイントシステムは、リピーター獲得につながりやすい施策でしょう。
例えば「店頭でスタンプを押したりシールを貼ったりする」「レシートを読み込んで利用額に応じたポイントをアプリで付与する」「アプリのバーコードをレジで読み込んで来店回数や利用金額を反映させる」といった方法が考えられます。
メールマガジンの発行
リピーターを獲得する来店促進の方法には、メールマガジンの発行もあります。新商品やキャンペーンの情報のほか、割引クーポンなどをメールマガジンに記載することで、来店のきっかけを生み出せるでしょう。
ただしメールマガジンを発行するには、お客さまのメールアドレスを把握しなければなりません。来店時にメールマガジンの登録を促すショップカードや案内を渡すといったアクションが必要です。その際ショップカードや案内は、メールアドレスの登録にメリットを感じてもらえる内容を意識することが大切です。
会員登録
お客さまに会員登録を促し、会員向けサービスを提供することで、来店促進につなげる方法もあります。リピーターや優良顧客の獲得につながりやすく、関係性を強化しやすい点が特徴です。
会員向けのサービスには、会員限定の割引券ポイントサービスの実施などが挙げられます。会員にとって魅力的な特典を用意するとともに、情報発信を行って来店を促しましょう。
┃来店促進を行うメリット
来店促進を行うメリットは、新規やリピーターのお客さまを獲得できることです。
またこれまでのターゲット層とは異なる対象にアプローチすることで、ターゲット層の拡大が見込める点もメリットといえます。例えば「地域密着型の経営をしている飲食店がSNSを活用してプロモーションを行い、地域を限定せずにお客さまの来店を促す」「20代のお客さまが中心のスキンケア商品を扱うお店がアンチエイジング商品のキャンペーンを行い、年齢層の拡大を狙う」といったことが考えられます。
なお来店促進は、メールマガジンの発行やSNS運用などの比較的低コストで実施できる施策から、専用アプリの開発などのコストのかかる施策まで、種類が豊富です。そのため来店促進にかけられる予算に合わせた施策を検討できる点もメリットでしょう。
■販売促進の施策のコストイメージとメリット
┃来店促進を行うときのポイント
来店促進は、闇雲に行っても期待通りの効果が得られない場合があります。来店促進の施策を実施する際は、下記のポイントを意識してみてください。
競合店との差別化
来店促進を行う際、近隣に競合店がある場合は、あえて自店舗に来てもらうための動機付けや差別化が必要です。競合店にはない強みをアピールして、「このお店に行きたい」と思ってもらわなければなりません。
競合店との差別化には、「取扱商品の素材にこだわる」「競合店よりも決済方法を豊富にして利便性を高める」など、さまざまな方法が考えられます。また「SNSでファンを増やす」「会いたいと思ってもらえる魅力的なスタッフを配置する」といった方法も差別化につながります。
自店舗ならではの魅力や顧客のニーズを探り、独自の強みを積極的にアピールすることが大切です。
来店によるメリットを効果的に打ち出す
お客さまが来店することで得られるメリットを効果的に打ち出すことも、来店促進を行うポイントです。
例えばプレゼントキャンペーンを実施した場合、プレゼントがもらえることだけをお客さまに伝えても、来店促進の施策としては弱い可能性があります。そのプレゼントにどのような価値があるかを告知の段階で伝え、特別なキャンペーンであることを知ってもらわなければなりません。
お客さまにとって魅力的な施策を用意するとともに、告知内容にも気を配り、来店意欲を高めることが大切です。
施策の予算を明確にする
来店促進では、予算を明確にし、予算内で収まる施策を実施することもポイントです。極端に割引率の高いキャンペーンを行ったり頻繁に割引をしたりすると、お客さまの来店を促せても投じた費用に見合わない結果になってしまいます。また「キャンペーンが多すぎて正規価格のときは来店したくない」と思われてしまう可能性もあります。
予算管理に加え、お店のイメージを損なわないような、バランスのいい施策を検討する必要があるでしょう。
┃集客のための来店促進を積極的に行おう
お客さまを多く呼び込むためには、積極的な来店促進が大切です。自店舗に合った方法で、来店促進を行いましょう。
また来店を促すためには、施策の実施とともに、お客さまが来店しやすい立地にお店を構えることも重要です。「行きたい」と思ってもらえても、立地が悪いと来店までのハードルが高くなってしまうため、利便性が高く駅チカの商業施設などがおすすめです。
マルイ・モディは、人々が多く集まるターミナル駅の近くに多くの店舗を構える商業施設です。店舗ごとのWEBサイト上や、グループ会社が発行するクレジットカード「エポスカード」の会員向けに、来店促進を積極的に行っています。そのため自店舗で実施する施策と併せて、集客に活用できます。
マルイ・モディへの出店を検討される際は、オンラインで出店サポートや相談を受けられる『マルイの出店サービスOMEMIE(おめみえ)』までお気軽にご相談ください。
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