店舗物件の探し方は?テナント(貸店舗)探しの準備や注意点も解説
- OMEMIE編集部
- 2024年8月24日
- 読了時間: 8分
更新日:3月31日

小売業や飲食業などの店舗をどこに構えるかは、売上にかかわる重要なポイントです。売上を最大化するためにも、出店するお店に適した店舗物件を見つけましょう。
この記事では、店舗物件を探す際の事前準備と具体的な探し方に加え、店舗物件を探す際に注意すべきポイントを解説します。これから店舗をオープン予定の方は、ぜひ参考にしてください。
┃目次
┃店舗物件を探す前の準備
店舗の新規オープンに際して物件を探すときは、あらかじめ準備が必要です。店舗物件探しの事前準備について、確認していきましょう。
出店計画を立てる
出店計画とは、オープンする店舗のコンセプトや売上目標のほか、ターゲットなどを明確にすることです。どのような事業を行うのかを明確にしておくことで、テナント料に加え、売上や経費などの目安を把握できます。またターゲットやコンセプトを決めておけば、出店に適したエリアも絞り込みやすくなるでしょう。
出店計画については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
テナント料の上限を設定する
物件を探し始める前は、テナント料の上限を設定する必要があります。上限が決まっていれば、売上や目的に見合わない店舗物件を契約してしまうリスクを抑えられます。
テナント料を含む固定費は、一般的に売上の10~20%以内が目安です。ただし出店の目的やビジネスモデルによっても、大きく変わります。例えば知名度アップやブランディングを目的に実店舗をオープンする場合は、固定費が多少上がっても好立地の物件を選ぶ必要があるでしょう。売上予測や出店目的などを踏まえて、適切な上限額を設定してください。
テナント料については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
立地条件を設定する
駅からの距離や人流に加え、周辺の商業施設の有無といった立地条件についても、店舗物件を探す前に設定します。立地条件は、売上に大きく影響する要素です。自店舗のターゲット層が多く訪れ、集客を見込みやすい立地条件を定めておきましょう。
立地条件については、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
店舗物件を選定する
商業施設と路面店、どちらに出店するのかも事前に考えておきましょう。それぞれのメリットを踏まえ、自店舗に適した物件を検討する必要があります。商業施設と路面店のメリットは下記の通りです。
・商業施設のメリット
商業施設への出店は、来店客を取り込みやすい点がメリットです。商業施設自体に多くのお客さまが訪れるため、集客力に不安がある店舗や知名度をアップさせたい店舗などに適しています。
駅の近くや繁華街といった競争率の高い好立地に自店舗を出店できる可能性が高い点も、メリットといえます。
・路面店のメリット
路面店は、営業時間や内外装などを自由に決められる点がメリットの1つです。独自性の高いブランディングを行いたい場合や、商業施設の営業時間などに縛られない経営を行いたい場合におすすめです。
地域密着型の経営を行いたいときは、商店街や大通り沿いなど、地域住民が訪れやすい場所に路面店を構えるといいでしょう。
┃店舗物件の探し方
店舗物件の情報は、さまざまな媒体から入手できますが、具体的にはどのような方法があるのでしょうか。ここでは、店舗物件の探し方をご紹介します。
インターネットで探す

最も手軽に多くの情報を得られるのが、インターネットを介した店舗物件探しです。インターネットで店舗物件を探す方法は、主に下記の2種類となります。
・不動産仲介サイト
店舗を取り扱っている不動産仲介サイトでは、多くの店舗物件の紹介をしています。希望する地域や面積、賃料などを条件に絞り込みを行えるため、該当のエリアの物件相場などを確認する際も役立つでしょう。
・商業施設のWEBサイト
商業施設のテナントに出店を希望する場合は、商業施設のWEBサイトをチェックします。ただしWEBサイトにテナント募集についての詳細が記載されているかどうかは商業施設によって異なるため、確認が必要です。
『マルイの出店サービスOMEMIE(おめみえ)』では、マルイ・モディ店舗で募集中のスペースを確認できます。また該当の施設の入店客数、買上単価といった情報も提供しています。情報の閲覧に事前登録等は不要のため、気軽に検索が可能です。
マルイ・モディの出店スペースの検索について詳しくは下記をご覧ください。
・自治体のWEBサイト
地域活性化のために、自治体が店舗誘致や補助金の給付を行っていることもあります。
例えば空き店舗活性支援事業として店舗整備費や貸借料の補助を行う制度や、商店街の空き店舗への新規出店について経費の補助を行う制度などです。
自治体によってさまざまな支援制度があるため、出店予定のエリアに支援制度などがないか、自治体のWEBサイトを確認してみるといいでしょう。
希望エリアの不動産会社を訪ねる
出店を希望するエリアの不動産会社を直接訪ね、物件の紹介を依頼する方法もあります。インターネットに掲載されていない物件などが見つかる可能性もあるため、現地の不動産会社に声をかけてみてもいいかもしれません。
またその場所を訪れれば、人流なども把握できます。時間帯や曜日別に、どのような人がどこに多く集まっているのかを確認することで、出店場所の検討に役立てられるでしょう。
┃店舗物件を探す際の注意点
店舗物件を探す際は、注意しなければならない点があります。自店舗にとってベストな物件を見つけるためにも、物件を探す際は下記に注意しましょう。
優先順位をつけて条件を設定する
前述の通り店舗の立地条件などを明確にすることは大切ですが、すべての条件を満たす物件を見つけるのは困難な場合が多いでしょう。そのため条件に優先順位をつけ、重視するポイントを決めることが大切です。
例えばテナント料の予算は、多くの事業者にとって妥協しにくい条件といえます。一方店舗の面積については、想定より狭くなってしまっても、店内のレイアウトを工夫するなどして妥協できるかもしれません。店舗出店の目的がブランドの認知拡大であれば、妥協できない点に立地が挙げられます。
店舗出店の目的を明確にし、妥協できる条件とできない条件を決めておくことで、希望に合う物件を絞り込みやすくなります。
■優先順位付けのイメージ

自店舗の業種が開業可能か確認する
店舗によっては「アパレル・雑貨など小売店のみ可」「飲食店不可」など、入居する店舗の業種を制限しているところがあります。予定する業種が開業できる店舗かどうか、物件探しの際に確認しましょう。
内装工事ができる範囲を確認する
店舗の内装工事ができる範囲は、物件によって異なります。特に大掛かりな内装工事を希望する場合、どのような工事ができるのか、物件を探している段階で確認するといいでしょう。
内装工事に関する条件の確認を怠ると、希望通りの内装を実現できない可能性があるため、注意しなければなりません。
┃初期費用を抑えるなら居抜き物件を検討する

居抜き物件とは、以前のテナントが残した内装や設備などが残ったままの状態で借りられる物件のことです。内装工事や設備をそろえる費用と手間を軽減できるため、コストと工期を抑えてオープンできます。なるべく初期費用を抑えて開業を目指すなら、条件に合う居抜き物件がないか探してみましょう。
居抜き物件は、路面店だけでなく商業施設内のテナントで探すこともできます。マルイ・モディでは、居抜きスペースのご紹介を積極的に行っています。
マルイ・モディの居抜き物件について詳しくは下記をご覧ください。
┃自店舗に合う店舗物件を見つけよう
店舗物件は、自店舗が求める条件などを明確にした上で選定しなければなりません。さらに条件に優先順位をつけて店舗物件を探すことで、予算やコンセプトに合った物件を見つけられます。自店舗に適した物件を見つけられれば、売上や利益の拡大につながっていくでしょう。
『マルイの出店サービスOMEMIE(おめみえ)』は、マルイ・モディ店舗への「出店の検討に関するお問い合わせ・出店サポート・契約手続き」までが、オンラインで完結できるマルイ独自のサービスです。初めての出店で悩んだ際は、店舗の運営経験が豊富なスタッフが適切な出店プランをご提案します。
常設店はもちろん、短期間のPOPUP・イベントの出店も可能です。食・ファッション・インテリアをはじめ、ライフスタイルサポートに関するサービスや、アニメ・ホビーなど幅広いカテゴリーの出店を募集しています。
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