【失敗しない】テナント入居の手順は?契約時の注意点も解説
- OMEMIE編集部

- 2024年12月9日
- 読了時間: 7分
更新日:8月14日

テナントとは、商業施設などの一区画を借りて、店舗運営を行う際の店舗や借主のことです。テナント入居には「集客が見込みやすい」「天候に左右されづらい」「開業資金が比較的安価」といった多くのメリットがあります。
この記事では、商業施設にテナント入居する場合の入居先の種類や手順に加え、契約時の注意点などを解説します。店舗運営をするにあたりテナント入居を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
┃目次
┃テナント入居先の種類
テナント入居をして店舗を運営するときは、商業施設への入居が一般的です。商業施設は、下記のような施設が該当します。
<出店先となる商業施設の種類>
百貨店
ショッピングモール
駅ビル
大型スーパー
エリアや商業施設の種類などによって訪れる人の属性などが変わるため、自店舗の特性やターゲット層に合った入居先を選ぶことが大切です。
商業施設へ入居するメリットには、ある程度の集客が見込めることや、客足が天候に左右されづらいことなどが挙げられます。
一方で営業時間や店舗レイアウトの自由度が路面店に比べて高くない点は、テナント入居のデメリットです。自由度の高い店舗展開を希望する事業者は、入居を検討する際に、商業施設の規約などを確認しましょう。
入居先を決めるまでのプロセスについては、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
┃テナント入居の手順
テナント入居の具体的な手順は、入居先によって異なります。実際に現地で契約手続きをしなければならない場合もあれば、商業施設であるマルイ・モディのように問い合わせから契約までをオンラインで完結できる場合もあります。
ここではマルイ・モディを例に、テナント入居の手順を見ていきましょう。
■ マルイ・モディにおけるテナント出店の手順

1. 問い合わせ
『マルイの出店サービスOMEMIE(おめみえ)』に掲載されている「施設一覧」の中から気になる施設やスペースを選択し、問い合わせをします。施設が決まっていない場合や、担当者に相談したいことがある場合は「出店相談フォーム」から問い合わせましょう。
2. 商談
問い合わせ後、マルイ・モディの担当者からの連絡を受け、WEB会議または対面で商談を行います。具体的な出店条件について打ち合わせをしましょう。必要に応じて、現地商談を実施する場合もあります。
3. プラン確定
予算を踏まえて出店プラン・内装工事などの詳細を決めたら、契約締結です。契約は電子押印を利用して、オンラインで行います。
4. 区画工事・出店
プラン確定後は、出店スペースの工事や設営を経て、開業となります。開業後は、施設WEBサイトへの出店情報無料掲載や、マルイのスタッフによる運営の受託といったサービスを利用することも可能です。
┃テナント入居時に確認するポイント
テナント入居をする際は、契約前に規約などをしっかり確認しておく必要があります。口頭確認だけでなく、契約書の文面をしっかりチェックしましょう。
テナント入居の契約時に、事前に確かめておきたい点は下記の通りです。
「普通借家契約」と「定期借家契約」のどちらかを確認する
テナント入居する際は、「普通借家契約」または「定期借家契約」のどちらに該当する物件か確認する必要があります。
普通借家契約とは、契約期間を定めて賃貸借契約を結ぶ一般的な契約形態のことです。契約期間が満了したタイミングで、改めて更新をするかどうかを決められます。借主が更新を希望するのであれば、継続して物件を利用できます。
一方の定期借家契約とは、契約の更新ができない契約形態のことです。契約時に定めた期間が満了したら、借主は物件から退去しなければいけません。
長期的な店舗経営を希望するなら、普通借家契約が適しています。定期借家契約の場合、敷金や礼金などが低めに設定されている場合がありますが、長期的な店舗経営は難しいため、よく検討する必要があるでしょう。
設備について確認する
テナント入居するときは、該当の物件の設備について事前に確認することが大切です。
壁や天井、床の状態によって必要な内装工事が変わることに加え、傷や汚れがある場合は清掃や修繕も必要になります。自店舗が希望する内装を実現するためには、どのような工事が必要か確認することで、工期や費用の目安を算出できるでしょう。
できるだけ初期投資を抑えて開業したい場合、居抜き物件を活用する方法もあります。
居抜き物件とは、以前のテナントが利用していた内装や設備などが残った状態のまま借りられる物件のことです。自店舗に適した居抜き物件があれば、コストや準備期間を抑えて開業できます。
マルイ・モディでは、居抜きスペースのご紹介を積極的に行っています。マルイ・モディの居抜きスペースについて詳しくは下記をご覧ください。
原状回復の条件を確認する
テナント入居の時点で、退去時に行う原状回復の条件についても確認しておく必要があります。
一般的な住宅の場合、日焼けのような経年劣化による変色、通常の利用によって生じる変化は原状回復の対象外となることが多いでしょう。しかしテナント入居では、経年劣化も原状回復の範囲に含められる場合が少なくありません。具体的な原状回復の範囲を確認しておくことで、退去時に必要なコストを算出しやすくなります。
敷金の返還について確認する
敷金の返還についても、テナント入居時に確認することとして挙げられます。
敷金は、万が一家賃が支払われずに退去になった場合などに備えるために、貸主が借主から預かるお金です。一般的な賃貸住宅の場合は、原状回復工事費用と相殺されることがありますが、テナント入居では原状回復工事費用を借主が支払うため、相殺されない場合が多くあります。
ただし契約内容によっては、退去時に敷金が差し引かれることがあります。
例えば西日本には「敷引き」と呼ばれる敷金から原状回復費用を差し引く制度があります。また敷金から一定金額が償却される「敷金償却」という契約にも注意してください。このような契約内容になっていた場合、敷金の一部は返還されません。
契約時の初期費用を抑えたい場合は、マルイ・モディの「敷金ゼロプラン」のような敷金不要のサービスの活用がおすすめです。敷金を支払わずに契約できるため、返還について考慮する必要がありません。
マルイ・モディの敷金ゼロプランについて詳しくは下記をご覧ください。
┃テナント入居で店舗を運営しよう

商業施設へのテナント入居は、一定の集客を見込めることや、天候によって客足が左右されないことなどがメリットとして挙げられる店舗開業の方法です。また居抜き物件を活用できれば、初期コストを大幅に抑えられます。
入居先となる商業施設は種類が多いため、自店舗の特性やターゲット層に合った入居先を探しましょう。
商業施設であるマルイ・モディは、人々が多く集まるターミナル駅の近くに多くの店舗を構える商業施設です。初めてのテナント入居で悩んだ際は、店舗の運営経験が豊富なスタッフが適切な出店プランをご提案しているため、安心してご利用いただけます。
マルイ・モディへの出店を検討される際は、オンラインで出店サポートや相談を受けられる『マルイの出店サービスOMEMIE(おめみえ)』までご相談ください。
『マルイの出店サービスOMEMIE(おめみえ)』は、マルイ・モディ店舗への「出店の検討に関するお問い合わせ・出店サポート・契約手続き」までが、オンラインで完結できるマルイ独自のサービスです。
常設店はもちろん、短期間のPOPUP・イベントの出店も可能です。食・ファッション・インテリアをはじめ、ライフスタイルサポートに関するサービスや、アニメ・ホビーなど幅広いカテゴリーの出店を募集しているため、ぜひお気軽にお問い合わせください。
























